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kinema106 - 通し雨 lyrics

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静寂に揺られて浮かぶ
誇らしげなその顔は
ついさっきまでの喧騒が
嘘みたいな日常で

震える手を抑え付けて
下した決断だけど
失敗しちゃった…なんて言い訳して

放つ矢は彼方遠く
遠ざかるあなたの声
ああなんて無力だ
顔ゆがめ涙ボロボロと零し
悪夢なら早く醒めて

愛しさ乱れ
夕止む空に
ただちっぽけな”弱さ”と泣く
遠し五月の雨
立つ瀬など無く
ただ揺るぎない”強さ”に憧れて
いま変わらない声焦がれ
いま変わらない昨日を願った

水底から穿く矢は
あなたの足を掴んだ
嫌だ行かないでと引く手虚しく
静かに飲み込まれてゆく
微笑んだあなたの声
ああなんて強いのだろう
力無く握るボロボロの手から
託された未来の色
愛しさ乱れ
夕止む空に
いま二つの”強さ”を知る
遠し五月雨
張り詰めた胸

いまちっぽけな”弱さ”を乗り越えて
さあ新しい声焦がれ
さあ新しい明日を願った



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