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五人一首 (gonin-ish) - 斜眼の塔 (shagan no tou) lyrics

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[五人一首「斜眼の塔」歌詞]

「皆目見当つかず」

あたり疑雲に包まれ
紅鏡が沈む
轟々と畝る螺旋の線
禍々しく美しい
おぞましく綺麗
神々しく邪悪
百筋に乱れし禍胎の覺醒

我に帰依せよ
我に帰依せよ
我に帰依せよ

白い花も卑しむが如く
散々に咲き乱れ
果敢無く
幾闇跨ぎ無漏の石となり

万物流転
仮有の現世は塵となり
万物流転
仮有の幽世は霧となり
陰々滅々陰々滅々
三界は窄く淺く乏しく
虚栄溢れし廃屋の闇
流れ出ずる人の渦
廻れ
廻れ
廻れ
廻れ
廻れ

廻れ常闇
捻れ捻れ
禍々しい紆曲の闇に散る聲

「この文献から察する限り、何かこう、見えない
禍々しい力が働いて、すべてがソレを中心に
動いていると言ふか、動かされていると言ふか…。
いったい何が起きてしまったのか…。
いったんその渦に巻かれてしまうと、内へ内へと
奥深く入り込み、外部との接触も断たれててしまう。
すべてが同じ方へ向かって動かされてゆき、行ったきり
還ってこられない蟻地獄のやふなものなのです。」

明けの空に
果敢無く…

無明も無く
無明の尽くることも無く
膝を抱え転げ落つる人の渦
底知れず
音を立て
畝りを上げ
地に蓋を…

流れゆく雲
固き礎の血となり肉となり
虚空に散る聲
無常遷流し
果ては石骨か
廻れ
廻れ
廻れ
廻れ
千尋の闇
やがて白濁の最後を迎へ
記憶の彼方に忘れ去る

「そしてまた新たな人の波が押し寄せ
何事も無かったかのやふに暮らし始める。
…閉ざされた地界も知らずに…。
そしてまた百年か先に
斜眼の塔が動き始める…。」



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