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yorushika – 落下 (falling) lyrics

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最近、よく夢を見る。
夢の中で自分は一匹の夜鷹だ。
高く、遠くへ飛び上がろうとするも、ある時は雲を抜けた辺りで、
ある時は月にも触れそうな頃に、羽ばたく腕はついに力尽き、落下を始め。
逆さまの地平線と鱗雲を、夕陽が淡く染めている。

その直前に、僕は盲目の少年で、いつか聞いた歌を口ずさんでいる。
頬を撫でる夏の風と、世界に溢れた音だけを頼り街を歩く。

歩き疲れて腰を下ろすと、如何してか私は、妙に覚えのある停留場に座っている。
抱えているものは何だろうか。

蓋のない箱のようだ。ただただ四角いだけの箱。
ならば、中身はなるべく庸俗でない方がいい。
爆弾でも入っていることにしよう。

顔を上げると、視界に入るのは椅子だけが二つ置かれた部屋だ。
立ったまま、目の前にいる誰かと、二人で、何か大事な話をしている。
何処か全てを懐かしく憶う。

顔を上げると、視界に入るのは椅子だけが二つ置かれた部屋だ。
立ったまま、目の前にいる誰かと、二人で、何か大事な話をしている。
何処か全てを懐かしく憶う。

きっと、此れらは前世の記憶だ。
長く、深い眠りについた先の夢の中で、僕はただ、遠い過去の自分を垣間見ている。
今ここにいる僕も、いつか誰かの前世となるのだろうか。



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